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契約不適合責任とは?
「契約不適合責任(けいやくふてきごせきにん)」とは、不動産売買などの契約において 引き渡された目的物(建物・土地など)が、契約内容に適合していない場合に売主が負う責任 のことをいいます。
✅ ポイントを整理すると
- 背景
- 以前は「瑕疵担保責任」という制度がありました(2020年4月の民法改正で廃止)。
- 現行制度では「契約不適合責任」として、契約で合意した内容に沿っているかどうかで判断されます。
- 契約不適合とは?
- 契約で定めた品質・性能・数量に足りない場合
- 例:
- 床面積が契約書に記載されたより小さい
- 雨漏りやシロアリ被害がある
- 土壌汚染がある
- 設備が動作しない
- 買主ができる請求
契約不適合がある場合、買主は次の請求が可能です。- 追完請求:修補・代替物の引渡し・不足分の引渡しを求める
- 代金減額請求:修補などがされない場合、代金の一部を減額
- 損害賠償請求:損害が発生した場合に補償を求める
- 契約解除:重大な不適合の場合、契約を解除できる
- 注意点
- 買主は不適合を知ったら 速やかに売主へ通知 する必要があります(民法562条2項)。
- 不動産売買契約では「責任期間を引渡しから2年まで」とする特約が多いです。
✅ 不動産取引での実務的な意味
- 売主側(特に業者)は、後々のトラブルを避けるために 契約内容を明確化(告知書・重要事項説明) することが必須。
- 買主側は、契約不適合責任を理解し、引渡し後に発覚した不具合に備えることが大切です。