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【隣人とのトラブルが売却に与える影響とは?】

不動産の売却において、実は「隣人との関係性」や「近隣トラブル」は、物件の印象や成約スピード、さらには売却価格にまで大きく影響を与える重要な要素です。どんなに立地が良く、建物の状態が良くても、隣人とのトラブルがある場合、購入希望者が不安を感じてしまうケースは少なくありません。

たとえば、騒音やゴミ出しの問題、境界を巡るトラブル、無断駐車、違法建築や監視カメラの設置など、近隣とのトラブルの内容は多岐にわたります。そして、これらが発覚した場合、「住みづらさ」を連想させてしまい、購入の決断を鈍らせる原因になります。

また、不動産売買では重要事項説明書において、売主が把握しているトラブルについては、買主へ告知する義務が生じる場合もあります。特に継続的な騒音や過去に警察沙汰になったような事案は、説明義務の対象になることも。隠して売却し、後々問題になれば、契約不適合責任を問われるリスクもあります。

トラブルがある場合には、できるだけその問題の解決を試みてから売却活動に入るのが理想です。もし解決が難しい場合でも、現状や対応履歴を正直に伝え、信頼を得た上で売却を進めることが、トラブルを最小限に抑えるカギとなります。