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札幌市にエアコンは必要?不要?
札幌市の賃貸住宅におけるエアコン普及率
- 2021年時点での札幌市全体の住宅におけるルームエアコンの設置率は60.1%でした。特に築10年以内の住宅では約88%と高い設置率を示しています。
- 一方、賃貸住宅に限定すると、エアコンの設置率は15%程度と報告されており、暖房設備の設置率(約82%)と比較するとかなり低い状況です。
- 別の調査では、2022年時点で札幌市の賃貸マンション・アパートのエアコン設置率は23.77%とされています。
エアコン普及率が低い背景
- 夏の期間が短く、夜間は気温が下がるため、エアコンの必要性が低いとされてきました。
- 建物の気密性が高く、断熱性に優れているため、夏でも比較的快適に過ごせると考えられていました。
- 暖房設備(ストーブなど)が標準装備されており、冷房機能のあるエアコンの導入が後回しにされてきました。
近年の変化と今後の見通し
- 新築や築浅の賃貸物件では、エアコンの設置が進んでおり、今後も普及率の増加が期待されます。
- 小さなお子様や高齢者がいる家庭では、熱中症対策としてエアコンの導入が重要視されています。
- 在宅勤務の増加により、日中の室内環境を快適に保つため、エアコンの需要が高まっています。
賃貸物件選びのポイント
- エアコンの有無を確認し、設置されている場合は「設備」か「残置物」かを確認する。
- 築年数が新しい物件ほど、エアコンが設置されている可能性が高い。
- エアコンの設置がない場合、窓用エアコンやポータブルクーラーの導入が可能か、管理会社に確認する。
札幌市の賃貸住宅におけるエアコンの普及率は、全国平均と比較して低いものの、気候変動やライフスタイルの変化により、今後は設置率の増加が見込まれます。物件選びの際は、エアコンの有無や設置状況を確認し、快適な住環境を整えることが重要です。