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売却前にリフォームするべき?しないべき?
【売却前にリフォームするべき?しないべき?】
不動産を売却する際、「このまま売るべきか?」「少しでも高く売るためにリフォームすべきか?」と悩まれる方は少なくありません。結論から言うと、状況によって正解は異なります。ただし、多くの場合“むやみにリフォームをしないほうが良い”というのが現実的な答えになります。
というのも、リフォームには費用がかかる一方で、その分だけ売却価格が上がるとは限りません。特に全面的なリフォームをした場合、数百万円単位の費用がかかることもあり、それをそのまま売値に上乗せできるケースは非常に稀です。
さらに、買主にとっての「理想の住まい」は人それぞれ。たとえ新しくてキレイでも、自分好みでない内装や設備であれば、「もったいないからそのまま住むけど、本当は好みじゃない」ということになってしまいます。結果的に「買い手にとって中途半端な家」になってしまい、思ったより売却に時間がかかることも。
一方で、最低限の「原状回復」や「印象アップのためのプチリフォーム(例:クロスの貼替え、クリーニング、照明交換など)」は効果的です。物件の第一印象が良くなり、内見者の心理にポジティブな影響を与えるため、成約率アップや価格交渉を抑える効果が期待できます。
まとめると──
✅ 高額なリフォームはコスト回収が難しいため、基本的には避ける
✅ 状況に応じて、最低限の補修やクリーニングで印象アップを狙う
✅ 売却先が「実需(居住用)」なのか「投資家」なのかによっても戦略は変えるべき
どうするべきか判断がつかない場合は、不動産会社に「現状のままで売った場合」と「簡易的なリフォームをした場合」の価格査定を依頼して比較検討するのがおすすめです。